新卒紹介サービス、企業の利用広がる

2016/02/03
新卒紹介サービス、企業の利用広がる

Sankei Biz
 
就職活動中の大学生を紹介してもらう「新卒紹介サービス」を利用する企業が増えている。売り手市場で、内定者の確保に苦慮する企業が学生との新たな出会いの場として活用。就活に悩む学生が自分に合った企業を見つけるきっかけになることもある。
 学生は就職情報サイトなどを通じて会社説明会に参加し、筆記試験や面接に進むのが一般的だ。

新卒紹介は、学生がサービスを運営する会社に登録。運営会社が学生に合った企業を探し、紹介する。業界大手のリクルートキャリアによると、2015年度は国内で約4000社が利用し、16年度は1.5倍に増えると予想する。

 東京都内の大手不動産会社は昨年8月末、大学生の内定者が予定の8割だったため、新卒紹介サービスを利用。新たに約20人に内定を出した。担当者は「通常の採用活動では会えない優秀な学生を採用できそうだ」と話し、17年卒でも利用を検討する。
 採用が内定し、学生が入社を承諾した時点で1人につき約70万~80万円の報酬を企業が運営会社に払う。学生は無料だ。
 都内私大4年の女子(22)は、就職情報サイトで探した約20社で書類選考から面接に進んだが内定はゼロ。人前で話すのが苦手で、面接がうまくいかなかった。

 この女子は昨年秋、新卒紹介サービスを利用し、中小IT企業から内定を得た。「運営会社から企業の情報を具体的に聞いた後に面接を受けるので、落ち着いて志望動機を伝えられた」と話す。

 運営会社の一つであるベネッセi-キャリアの大竹航新卒事業本部長は「大学のキャリアセンターが学生に合った企業を探すのは難しい。われわれの強みは企業の生の情報を持っていることだ」と話した。


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