南海電鉄、新今宮で外国人に仕事紹介 新興企業と交流施設  

2017/11/15
3大

南海電鉄、新今宮で外国人に仕事紹介 新興企業と交流施設    

日経新聞

南海電気鉄道は13日、外国人に仕事を紹介したり、研修したりする拠点を新今宮駅(大阪市浪速区)近くで2019年9月に設けると発表した。大阪市から敷地を取得する。カフェなど交流スペースや宿泊施設を備え、沿線への外国人の居住や、周辺のにぎわいにつなげる。同駅近くではホテル開発も相次ぎ「労働者の街」が大きく生まれ変わりそうだ。

 南海は約4800平方メートルの敷地を1億6千万円で取得する。南海はJR西日本の新今宮駅や、星野リゾートがホテルを建設する予定地の北側で交流施設とゲストハウスの2棟をつくる。

 施設の1階にカフェなどが入り、日本での就労を希望する外国人が飲食店やホテルの仕事を研修できる。地域住民との交流イベントも開く。客室数や施設の投資額は今後詰める。

 就労先は求人紹介のaim(大阪市)が入居して、大阪府内や南海沿線の仕事を紹介する。ファストフードやコンビニエンスストアといった人手不足が深刻な企業の仕事が中心になる見込み。ゲストハウスは仕事を探している人や留学生、観光客が利用できる。

 南海は施設の売り上げに加え、沿線に外国人が住むことで鉄道や商業施設の利用につなげ業績を押し上げる考え。最近では和歌山県の人口減少が深刻な一方、大阪府内の外国人労働者(16年10月末時点)は約5万9千人と1年前より29%増えた。

 新今宮駅近くはJRや大阪市営地下鉄などの駅が集まり乗り換え客が多い一方で、長らく再開発が遅れていた。ただ最近は古くからの労働者向け宿泊施設に外国人観光客が集まり、南海では16年度の乗降客数は1日平均9万2600人と5年前より11%増加した。

ミナミでは旅行者の接客に携わる人手も足りなくなっており、外国人の就労支援の拠点として適しているとみている。
 南海には31年に大阪の中心部を貫く新線「なにわ筋線」の開通を見越して、ターミナルである難波駅周辺のにぎわいを南側の新今宮まで広げて活性化する狙いもある。関西国際空港から梅田が1本で結ばれるとミナミは乗降客に素通りされるリスクがあるためだ。最近は難波―今宮戎駅の高架下で飲食店や宿泊施設の誘致も進めている。

■変わる新今宮 フリープラスも新ホテル

 大阪市は吉村洋文市長の肝煎りで企業の力を生かした市有地などの再開発で新今宮やその周辺の魅力を高めようとしている。今回の南海への市有地売却では、にぎわいを生む施設の整備などの条件を付けて事業者を公募した。
 土地(約4800平方メートル)の売却予定額は1億6千万円。割安なのは「建物の解体、撤去費や土壌汚染対策費を事業者に負担してもらうほか、災害時には避難所の機能も担うため」(市の担当者)という。

 3月に売却先が星野リゾートに決まったJR新今宮駅北側の市有地約1万4千平方メートルも、開発事業者の公募条件に高級ホテルの整備を盛り込んだ。星野リゾートは2022年をメドに600室程度の都市型観光ホテルを開業する計画だ。近くの天王寺公園では、近鉄不動産が12億円を投じて芝生や店舗を整備、15年秋に芝生広場「てんしば」を開業した。以前は高齢者が目立ったが最近は家族連れでにぎわう。

 民間主体の投資も進んでいる。訪日外国人向け旅行のフリープラス(大阪市)は18年10月、JR新今宮駅南側に付近で2軒目となるホテルを開業する。客室数は186室で客室単価は1万円前後になる見通し。主にアジアからの個人旅行客の利用を見込む。「同じ新今宮でも欧米人は簡易宿所、アジア人はホテルを好む」(同社)という。

 大阪市の吉村市長は「(一帯の再開発で)新たなにぎわいが生まれ大阪の成長に大きく寄与する」と期待している。

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